社長のつぶやき

2013/11/05

『今月の一言』(2013/11/05)

  • 建通新聞記事(2013/10/10)建通新聞記事(2013/10/10)
 10月初めに建通新聞の取材を受け、10月10日に発行された記事です。
結果はどうか。
読者からの反応は全くありませんでした。

 当社は、2014年春、バイオマス発電事業を開始します。
バイオマス発電は、大きく分けるとアルコールとメタンガスの2種類を生成、これを燃料にして発電します。
ヨーロッパでの趨勢は圧倒的にメタンガス発電ですが、日本はアルコールです。
ドイツでは食物残渣、糞尿、穀物等を原料にしたメタンガス発電所は8000ヶ所余り、しかし、日本では驚くことに約30ヶ所かつ営業ベースでの稼働はおそらく数ヶ所、ドイツのたった0.1%ほどしかありません。

なぜでしょう。

 行政も学者先生も減点社会で気配りの優れた人、失点の少ない人が上司から見て安心感があり、出世コースを上がっていきます。
食物残渣等、産業廃棄物業界は、明治以前から特定の人たちの職業で既得権益として根付き、他社の介入を非常に嫌がります。
気配りに優れた行政マンは当然よく分かっており、そこには関わりません。
学者の方々も、同じく争いの嫌いな人たちで、このコミュニティには関わろうとしません。
だから、間伐材を使用した木材チップ等エネルギー効率の悪い領域で勝負し、なかなか結果が出ない。
公平平等な社会を目指すTPPでも、反対するのは既得権のある人、既得権のおかげで戦闘力が弱くなった人だけが反対と言っているように、既得権益のみなさんと競合するバイオマス(メタン)発電は、先ほど述べた建設業界の外国人労働者と同じく、日本社会で急成長することは今後もなさそうです。

 私たちは、成熟した民主国家を応援する会社でありたいと思っています。
フードバンク活動でスーパー、食品メーカーや一般の篤志家のみなさんからいただいたたくさんの食品を、生活困窮者支援団体が運営する食堂や貧困家庭に配り、みなさんに喜んでもらっています。
いただいた食品は食物残渣全体の数%、圧倒的多数の残り95~98%は、食物ではなく廃棄物として処理されています。
これを資源化、エネルギー化することで、原発5基~6基分に相当する発電量を確保でき、火力発電所に依存することで急増する原油の消費を削減させます。

 リサイクルは人手が必要です。
私たちは、中高年の外国人や障がい者の半労半福祉に挑戦して、1人でも多くのハンディキャップのみなさんと働く喜び、社会と関わる充実感を分かち合いたいと考えています。

是非応援してください。

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