社長のつぶやき

2012/05/02

『今月の一言』(2012/05/02)

 小沢一郎民主党元代表をめぐる「陸山会事件」で、無罪判決が出ました。
判決は、「大まかな経理処理の方針は承知していたが、嘘の記載をめぐる秘書との共謀までは認められない」としています。
彼がお金が好きで、絶対に受け取りを断らない、そして、なにがしか動いてくれることが分かって、○○建設は、5000万円を持って行ったはず。彼は土地が大好きなのも周知の事実で、毎年のごとく不動産を売り買いしているのも議員報酬で行っているなんて誰も思っていません。

 この2週間前、首都圏で起きた男性3人の連続不審死事件で、木嶋佳苗被告に「死刑」判決が下されました。
検察側は、「夜、星空が広がっていたのに、翌朝は一面の雪化粧、雪が降ったのを見ていなくても、夜中に雪が降ったのは明らか。
誰かがトラックで運んだ可能性はあるが、社会常識に照らせば合理的ではない。」としました。
陸山会事件とどう違うのでしょうか。

 労働者派遣法改正も、誰が考えても経済政策で対応すべきものが労働政策になっています。
今の従業員を雇用しながら、最低賃金1000円で経営が成り立つレストランがどれだけあるのでしょうか。
合理化をより一層進め、海外から真空パックで輸入、レジはセルフになり、雇用は半減することになります。
正規、非正規、間接雇用が維持できるから日本に留まっている企業がたくさんあります。
正規化に誘導することは人件費の急増、固定化をして良質な人材ほど平等より公平を選び、その企業から去っていきます。

 前総理が、「一に雇用、二に雇用、三に雇用」と言われたが、今困っているのは、グローバル競争に取り残され、資源の集積地、人口と消費の集積地に生産移転できなかった中小企業労働者、そして我々の業界を始めとした社会的弱者の人たちです。
付加価値ではなく、コストダウンが目的の単純労働市場で飼い馴らされると、上から仕事が与えられないと身動きが取れなくなり、忠誠心の厚い真面目な人ほど苦しむことになります。

 国立長寿医療センターの大島総長のお話で、『現在の医療業界は、「医療の高度化→複雑化→一人の医師の限界→機能ごとに分化→専門技術者へ移行」、専門性の高い研究者、臨床医が評価される反面、老人医療のように胃の機能も肺も肝臓も心臓も同じように衰え、全体のバランスを考えると治療する必要はないのに、自分の専門領域の治療をしたがる医師がいる。病気は分かるが、人間が分からない医師が増え、今後は高齢化社会に合わせた医療教育が必要となるであろう。』と述べておられましたが、労組、連合が支える民主党、「角を矯めて牛を殺す」ことのないよう願いたいものです。

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